実は簡単だったクラウドソーシングの勘定科目

確定申告

ひとつ前に書いた通り、真面目に帳簿作りに取り組んでいます。

帳簿付けで最も困ったのは、仕訳するときの勘定科目。

まずは簿記の資格取得用参考書を一読しました。昔FP3級を取ったあと目を付けて教材を買ってあったのです。勉強も受験もしていないけれど(汗)

そしてインターネットで情報を探し。

最終的には青色申告についての本を参考にしました。

勘定科目を何にするか

売上げが「売上高」、クラウドソーシングサービスの口座に入ってるお金が「売掛金」になるのはすぐにわかりました。

良く分からなかったのはシステム利用手数料です。

ネットの口コミでは

  • 支払手数料
  • 雑費

のどちらかにしている方が多いようです。

雑費としている方のサイトには支払手数料は使い道が違うから雑費にすると書いてあることも。支払手数料と書いてある方のサイトには、言うまでもないって事なのか理由が書いてありません。

勘定科目の支払手数料について検索をかけるとTOPにくるこのサイトには

支払手数料
支払手数料とは、銀行の振込手数料・不動産業者に支払う仲介手数料などの手数料と弁護士・公認会計士・税理士などの外部の専門家に支払う報酬を処理する費用勘定をいう。

支払手数料に入るものとして「クラウドサービスの利用料」って欄があります。

でも、サイトの説明には会計の実務的マニュアルとあるものの、税理士が作ったという但し書きも、サイト管理者の情報も、お問い合わせすらもないので、もう少し調べます。

税理士さんのサイトとかに載ってれば一発なのですが、クラウドサービスの利用料を支払手数料として良いと書いてあるサイトが見つかりません。

散々悩んだ結果。

適当で良いんだな。というのが私の出した答えです。

何故なら。

参考にしている税理士監修の本にこう書いてあったから。

それに、間違えてもたいした問題ではありません

宮崎綾子著 2014「フリーランスのための青色申告」日本実業出版社
88ページより

本なのに、監修の税理士の先生が言い切っています。しかも太字で。

たいした問題じゃないから統一されていなくて皆色々使ってるんだな、と腑に落ちました。

雑費に色々なものを入れると仕訳的に良くないうえに、額が大きくなると税務署から目を付けられやすいという噂もあります。

本では自分で好きな勘定科目を作ることも勧めていましたが、さすがに素人が勝手に勘定科目を作るのは気が引けます。

ということで、無難にクラウドソーシングに支払う手数料は支払手数料としました。

フリーランスのためのはじめての青色申告

かなりためになったので、参考にした本を紹介しておきます。

とても読みやすい本でした。

税理士の先生と著者の対話があったり、四コマ漫画があったり、前に感想を書いたフリーランスを代表して申告と節税について教わってきましたに雰囲気が似てるなぁ。分かりやすく書くと似るのかな?なんて思って読んでいたら。

出版社が同じなのですね。

前回は税理士のセンセイが黒くなったりして面白かったのですが、今回は爽やかなままです。出版も2014年なので内容が現実に即しています。

読み味の軽さはそのままに、

  • 仕訳と勘定科目の意味
  • プライベートのお金について(全て事業主貸でもOK)
  • 年末のお金について(未収金とする)
  • 経費に何が入るのか(種類と家事按分について)

など、なるほど!!!と何度も目からうろこが落ちる内容でした。

やっぱり、無資格な人が書いたネット情報と本は情報量も安心感も違いますね。

きたみりゅうじさんの「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました」は帳簿&確定申告はなんだか難しそう、怖いなぁって心が軽くなる本でしたが、「フリーランスのためのはじめての青色申告」は、実際に青色申告をする時の悩みをダイレクトに解決する本といえます。

勘定科目を使った仕訳

勘定科目を決めた理由がわかったところで、どうしてひとつ前のブログのような仕訳になるのかも、私の11月(前半)の稼ぎをもとに簡単に説明します。

クラウドソーシングサービスを使った場合のお金の流れは文章にするとこうなります。

  • 報酬金額の37,500円が入りました。
  • システム利用手数料として5,625円も引かれました。
  • Woman&Crowd口座に31,875円が入りました。

勘定科目を使うと、こう変換できます。

  • 売上高 / 37,500円
  • 支払手数料 / 5,625円
  • 売掛金 / 31,875円

仕訳に近付けるとこんな感じです。

  • 売上高 / 37,500円 が発生して一部が 売掛金 / 31,875円 になりました。
  • 売上高 / 37,500円 が発生して一部が 支払手数料 / 5,625円 になりました。

そして最終的に借方貸方という分け方をすると左右が逆転してこんな感じになります。

借方 貸方
売掛金 31,875円 売上高 37,500円
支払手数料 5,625円

MFクラウド確定申告の画面にするとこうです。会計帳簿>仕訳帳のページを見ると

mf9

これをCSVデータから一気に作ったのがひとつ前のブログでした。

まとめ

今回はMFクラウド確定申告にクラウドソーシングサービスの収支を入れた仕訳についての解説でした。

勘定科目は適当でOKってことが分かりました。(いいかげんて意味じゃなく、ほどほどって意味です)

私が参考にしたのは「フリーランスのためのはじめての青色申告」です。押すと上に飛びます。

会計ソフトと本を活用することで、簿記や税金に関する何の資格も持っていない主婦でもこんな感じに帳簿が作れています。

このブログはあくまで私のやり方なので、参考に留めてくださいね。

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