確定申告をするなら必ず作らなければならない帳簿。
私は去年は白色申告でした。
過去5年分の確定申告(還付)をまとめて税理士事務所にお願いしたので、サービスで帳簿も作って貰えました。
個人事業主の届けを出す相談にものって貰ったので金額以上のリターンがあったと思います。
しかし、青色申告なら「付き合いがあるという事でおまけしても1年分で3万くらい」と言われています。
かなりの支出になるので、今年からは自分で帳簿をつけて確定申告することに決めました。
Excelでつける?
私は10万円の控除なので簡易帳簿。
簡単に作れそうなら会計ソフトを使うのも良いなと思って軽く調べたところ、ソフトを使うための知識が必要で少し難しそうでした。
なので、PDFファイルを落としてあるし今年はExcelでちょちょっと手を加えるだけに方向転換。
白色申告の帳簿と同じで良いなら去年作って貰った帳簿を参考にすればいいし楽なはずです。
しかし、ネット代とかを新たに経費とするためにはどうしたらいいのか調べていて国税庁の記帳の仕方を発見。どうやら大変そうなことが分かりました。
下の方の「帳簿の記帳のしかた(事業所得者用)(PDF/4,494KB)」というリンク先に詳しい説明があります。
具体的には現金出納帳・売掛帳・買掛帳・経費帳・固定資産台帳が必要です。ネットで調べると白色申告と全く同じ5種類です。
でも、国税庁のサイトには白色申告は「整然とかつ明瞭に記載」すれば様式や種類の定めはないと書いてあります。ネット情報を調べながら書くのは難しいものですね。
ちなみに白色申告でも青色申告と同じように経費を落として節税できます。
地域によっては開業すると記帳説明会の案内が来るようですが、私には送られてきていません。自力で何とかするしかないようです。
会計ソフトとどっちが楽?
自力と会計ソフトをいったりきたりしてどちらも面倒だと結論付けました。
両方とも面倒なら出来る限り楽そうな方を選びたいので比較します。
自分で帳簿を作るメリット
- お金がかからない
- ツールの使い方を覚えなくていい
- 簿記の知識がつく
自分で帳簿を作るデメリット
- 自分で計算用の関数かマクロを組む手間がかかる
- 帳簿をいくつも作って関係づけるのが難しい
- Excelのままではダメなので紙に印刷して保存しなければならない
- ネット情報を参考にして作ると間違った帳簿になる可能性がある
- 表の形式などを整えるのに時間がかかる
- e-taxで申告するなら電子証明(住基カード)とICカードリーダライタが必要
会計ソフトを使うメリット
- 確実な帳簿形式が用意されている
- 簡易簿記はもちろん65万円控除も狙える複式簿記まで作れる
- 確定申告用の書類が自動で作られる
- 計算ミスが無い
会計ソフトを使うデメリット
- 無料期間が過ぎるとお金がかかる
- 使い方を覚える必要がある
使い方を覚える手間を惜しまなければ会計ソフトを使った方が良いことが分かります。確定申告書を手で作らなくて良いのが何よりも魅力です。
在宅ワークをしているとはいえ主婦なので、年数千円でも固定の出費は慎重に検討したいところ。
無料期間のある有名3社を1年ずつ使って回って、4年目から一番気に入ったところを使おうと思っていました。
どこのソフトを使う?
私が候補として考えていたのは、よく見かける弥生会計、freee、MFクラウドの三社です。
簡単に比べてみます。
弥生会計
知名度が高くパッケージ型を含めた会計ソフトの国内シェアNo1。
こんな感じのバナー、見たことがありませんか?
昔はインストール型が主でしたが、2014年10月からクラウド型も開始しています。
「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」ともにすべての機能が使えるセルフプランが初年度無料です。
でも、サポートをつけるとベーシックプランになって初年度から料金が発生します。
セルフプランは2年目からは白色申告なら4,860円、青色申告なら8,640円(各税込)になります。
freee(フリー)
クラウド型会計ソフトとしては最も利用されていて40.9%の人が使っているfreee。
全く簿記の知識が無くても直感で使えるのが特徴で、初心者に分かりやすいと評判です。
メールサポートも充実しているだけあって費用が1年あたり9,800円(税抜)とちょっとお高め。
無料期間が1ヶ月と短いのも気になるところです。
お金をかけてもいいから簡単に帳簿づくり&確定申告をしたい方向けですね。
MFクラウド確定申告
ユーザー数純増No1、つまり今一番伸びている会計ソフト。
私が請求書を作る時にお世話になったMFクラウドさんです。
請求書の作りもサイトも親切だったので、確定申告ソフトも期待が持てます。
業界最安値水準で、30日無料期間のあるベーシックプランは1年あたり8,800円なのですが…
実は、、個人事業主はずっと無料で使えるのです。
月額仕分け件数が15件まででチャットサポートは登録から30日だけなので有料プランよりはサービスが控えめですが、メールサポートは利用できます。
ということで、私はMFクラウド確定申告を申し込みました。
楽さよりも知名度よりも、実益をとります。
MFクラウド確定申告は個人情報を登録することなくすぐに使えるのも気に入りました。
バナーをクリックすると個人事業主向けの公式ページに飛ぶので、興味のある方はどうぞ。
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