初めてPDFで請求書を作成

在宅ライター

フリーライターとなるうえで作成する書類は契約書だけではありません。

代金を支払ってもらうための請求書も必要です。

郵送じゃなくてPDFでOKと言われているので、WordかExcelで作ることにしました。

請求書について考えること

培ったSEOライティングの検索能力を生かし、請求書について調べていきます。そして、折角なので記事にしました。

知識がゼロの状態からでもしっかり調べ上げて文章を書くのがライターですb

おおまかな作り方が分かったところで…請求書作成前にクライアントに確認したほうがよい項目が5点あるのを知りました。

  1. 締日と発送日
  2. 源泉徴収について
  3. 振込手数料をどちらが負担するのか
  4. 独自のルールや希望するフォーマットがあるか
  5. 消費税が内税(消費税込)か外税(消費税別)か

とはいっても、私の場合はどれも聞く必要がありませんでした。

締日と発送日

締日は月末、入金日は翌月10日と既に通達されていて、毎月取引なので、一ヶ月の売上をまとめて月末発行で請求します。

源泉徴収について

請求書フォーマットに源泉徴収額を引く欄が無いし、引いた額が振り込まれたら確定申告で戻ってくるので、源泉徴収についても気にする必要はありません。

振込手数料をどちらが負担するのか

振込手数料は一般的には振り込む側が負担してくれらしいし、多分払ってくれるはずです。クライアントは今までウーマンクラウドのお支払いがほぼ即日だったことからも分かるように、入金を大切な手続きと捉えてくれています。

独自のルールや希望するフォーマットがあるか

クライアントはしっかりした相手なので、フォーマットが現時点で指定されていないということは、こちら側で全部作るということでしょう。

消費税が内税(消費税込)か外税(消費税別)か

私は手数料なり消費税なり、もしも込みでのお支払いですって言われても「いやいやそれは困る」とか交渉する気はありません。少しでも上乗せするために交渉する気があるフリーランサー以外は聞く必要がない事柄だと思います。

請求書に必要な項目

法律上の書き方のルールはないようですが、シンプルに最低限の項目で請求書を書く場合に必要となるのは以下の5項目のようです。

  1. 請求側の氏名や名称
  2. 発行日と取引年月日
  3. 取引内容
  4. 取引総額
  5. 書類の交付を受ける事業者の氏名や名称

請求側の氏名や名称

氏名とライター名のほか、請求側の部分に捺印があったほうが印象が良いため、会社だったら認印として角印が推奨されています。

フリーランスなら電子印鑑もありですが、法的な意味合いはないし必須ではないため、私は省略します。

発行日と取引年月日

先に書いた通り、締日の月末を発行・取引年月日に入れます。

取引内容

何を幾つ取引したか分かるように品目・数量・単価・合計金額の4項目を具体的に書くのが一般的なようです。でも、私は固定給なので…単価も数量も難しいところです。

ライターは「原稿料」が一般的ですが、編集もしているため品目は「新規記事作成・編集作業」、数量に「1」、単価に月額の金額を入れました。

取引総額

請求する金額の総額は税込みで記入です。

といっても、フリーで課税売上高1,000万円なんて夢のまた夢なので、私は免税事業者。消費税の納税義務は無く、特に購入した品もないので税金は無関係です。

勝手に8%上乗せした金額がExcelによって総額になっていたので、消費税部分を手で0に直しました。

書類の交付を受ける事業者の氏名や名称

相手先の担当者も分かる場合は書いたほうがいいらしいですね。

聞けば教えてくれるとは思うのですが、わざわざ聞くほどではないと思うので「株式会社○○ 御中」にしました。

フリーのテンプレートを利用

自分でイチから書くのが手間だなと思って検索してみたら、無料で沢山テンプレートが手に入るようです。良い時代ですね。

bizocean 書式の王様

請求書だけでなく、すごく色々な種類のテンプレートがあります。今の季節だと喪中葉書が人気のようです。

請求書テンプレートは66種類。

「請求書・請求明細書」の書式テンプレート/フォーマットのダウンロード|bizocean(ビズオーシャン)
【bizocean(ビズオーシャン)】「請求書・請求明細書」のテンプレートを無料で提供。様々な雛形(ひな形)、フォーマットの「請求書・請求明細書」を一覧で掲載。お好きなテンプレートを選んでカスタマイズしてください。請求書作成における面倒な作...

MFクラウド請求書

大手の確定申告ソフト「MFクラウド確定申告」の株式会社マネーフォワードが提供している請求書サービス。

請求書テンプレートは74種類。

【税理士監修】 請求関連テンプレート集|請求書作成ソフト「マネーフォワード クラウド請求書」
「マネーフォワード クラウド請求書」がエクセル・ワード形式で提供する、税理士監修の請求関連テンプレート集です。 今すぐ実務でお使いいただけるテンプレートを、無料でダウンロードいただけます。

Misoca

請求書作成サービス「Misoca」の提供する無料サービス。忍者柄など一風変わったひな形があります。

請求書テンプレートは51種類。

請求書のエクセルテンプレート・フォーマット(ひな形)の無料配布と請求書の書き方 – 請求書作成サービス「Misoca(ミソカ)」

MFクラウドのテンプレートに決めた理由

私はMFクラウドのテンプレートに決めました。

決め手は以下の3つ。

  • 横3つずつの一覧で全テンプレートが素早く見られた
  • 会社が有名で安心してダウンロードできる
  • 書く内容が少なくても見栄えがする好みのテンプレートがあった

どれにしようかなーとチラチラ行きつ戻りつして探すのに、何度もページを読み込み直したり思いっきり上下スクロールしなくて良い便利さが気に入りました。

シンプルとかおしゃれとかテイストごとにリンクが張ってあるのも親切。請求書も親切な作りに違い無いと思って選んだところ、私の思惑を裏切らない作りでした。

ダウンロードしたのは「請請求書テンプレート_おしゃれ_53」です。

無料でも使える請求書サービス

この時はまだ目先の事しか考えていなくて、自力で作ることを重視していました。

でも、MFクラウド請求書を使っていたら、無料で使えるフリープランであっても、MFクラウド確定申告に連携していて楽だったらしいことを知りました。チマチマ入力して、ほんのちょっとの数字のミスで時間を浪費してしまう確定申告時の手間が無くなるって魅力的です。

それに、1年以上請求書を作成して思ったのが、ほぼ同じ内容の請求書を毎月作成するのは手間だということです。

請求書を出し忘れて1ヶ月分のお支払いが遅れたこともあるので、自動で作成してくれるMFクラウド請求書を使ったら便利だろうなぁって思っています。あ、自動作成はフリープランではできず、ベーシックプラン以上での対応になっているようです。

では、書き方に戻ります。

書いたほうが良い項目

請求書のタイトルと文章

見出し下に「平素は格別のお引き立てを~」とか長々と書いても良いようです。

私はあまりかしこまらずテンプレートのままに「請求書」というタイトルと「下記の通りご請求申し上げます。」にしました。

入金希望日

相手の会社がいつ入金してくれるか分からないときは、請求書に入金希望日を明記するとトラブル防止になるようです。

入金は10日とあらかじめ教えてもらっているので省こうと思ったのですが…書く欄があったので記入しました。「入金期限」となっていたので「入金希望日」に変更して来月10日を入れました。

振込先

振込先の銀行口座も明記します。口座番号が分からないと入金しようがないですよね。

必須でないのは予め相手に情報が伝わっている場合が多いからなのでしょうか。

銀行名と支店名、支店コードも記載しました。折角なので、先日作ったばかりの個人事業主用屋号口座を使います。

通し番号

ナンバーをつけるとデータ管理がし易いので、つけたほうが良いようです。

請求書についてのメッセージのやり取りや再発行の依頼などがあったときに特定が便利なこともあります。

請求書に誤りがあったら通番に枝番号(子番号)をつけて、訂正版を作るらしいですし。って、これが一番私には大切かも。すぐに枝番号を使うことになりました。

PDFファイルの作り方

Excelで作り終わったらPDFファイルにします。

WordやExcelのままだと受け取り側がいくらでも変更できちゃうので、請求書はPDFにするのがマナーです。

作り方は簡単で、保存する時に

名前を付けて保存→ファイルの種類からPDFを選択

PDF

そして保存するだけです。

請求書が完成!

調べるのに1時間、作成に1時間の計2時間かけて、初めての請求書が完成しました!

そして、何気にこのブログを書くのに2時間もかかっていることに気づき驚愕。せっかく書いたし誰かのためになりますように(-人-)

送付のタイミングはいつが良いのでしょう。

月初か月末のどちらでもよいと言われていて、私は早い方が好みなので月末の発行日に送付します。

まとめ

ネット上にはたくさん書き方のサイトがあって詳細も載っていますが、無料のテンプレートを使えば何も調べずともポイントを押さえた請求書が1時間ほどで作れちゃいます。

必須項目もあった方が良い項目も全部項目として作りこまれていますし、大切な合計金額は太字で大フォント、合計金額は関数が入っていて自動計算です。

個人事業主は請求書を5年間とっておく義務があるため、自分用にプリントアウトもしました。

こんな感じにExcelからPDFのファイルを作るのも良いですが、フリーランスを続けていくなら、自分が使っている確定申告ソフトに連携している請求書サービスを使う方がより良いと今では思っています。

私のようにMFクラウド確定申告を使っているなら「フリー」プランがあるMFクラウド請求書

弥生シリーズを使っているならこれまた「無料プラン」のあるMisocaがおすすめです。

freeeには残念ながらフリーの個人向け請求書サービスが見当たらなかったので、freeeを使っている方はExcelで作成するか、MFクラウドに乗り換えるのがおすすめです。

MFクラウド確定申告は一見難しそうでしたが、数字の打ち間違いなどが無ければあっという間に確定申告書が作れて使いやすいです⇒2年目の確定申告書作成にかかった時間は15分!

コメント

  1. さくらんぼ より:

    初めまして!
    9月頃からブログを拝見させております。
    まだ経験は浅いのですが9月からウーマンクラウドで在宅ワークを始めた幼稚園児の母です。
    ウーマンクラウドの終了に驚きました…。

    私も幸い早い段階でずっといっしょにお仕事をさせていただきたいと思えるクライアントさんと出会えて、
    10月頃からはこのクライアントさんからの仕事ばかり受けています。

    ウーマンクラウド終了に当たり、いっしょに別のクラウドソーシングにうつりました。
    が、そちらは手数料20%…( ノД`)
    先方から「よかったら個人契約も考えてみてくださいね」と言っていただいていて悩んでいます。
    そのクライアントさんではすでに6人ほど直接契約で働いているワーカーさんがいるそうです。
    Skypeで話したころもありますがとても感じのいい方で個人ではなく会社さんです。
    お付き合いは短いですが信用できると思うので直接契約したいなあと思っていたのですが、
    でもこちらのブログを読ませていただくとそれはそれでいろいろ大変そうですね!?
    手数料がとられなくなるメリットと、個人情報を開示するデメリットしか考えていませんでした…

    うーん、もう少し考えてみます。

    これからもブログ楽しみにしていますね(#^^#)

    • sode より:

      初めまして!
      コメントありがとうございます。

      さくらんぼさんも幼稚園のお子さんがいらっしゃるのですね。
      ウーマンクラウドは本当に子持ちのお母さんにありがたいサービスでしたよね…。
      そして、新しいところの手数料20%とは痛い(>_<) 短期間で個人契約のお声がかかるとは、さくらんぼさんはとても素晴らしいライターさんなのでしょう。 確かに初めての事が多いので、雑務に少し手間取るかもしれません。 でも、子供がほぼ毎日幼稚園に行っている期間(11月とか2月とか)なら、仕事と並行して雑務もこなせるとは思います。 契約書は1回限りし、請求書は自分用のひな形を作ってしまえば次の月からは10分位で作れると思います。 焦る必要はなさそうなので、じっくり考えて最良の選択をしてくださいね(*´▽`*)

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