確定申告についての本を本屋さんや図書館で探してみたところ、個人事業主用の本は個人で商店を営んでいるような、いかにも!って事業主向けが多いですね。
私のようなフリーランスの個人事業主でも役立つような本を探していたところ、青色申告について調べていたときに「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。」を紹介しているページを複数見つけました。
「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。」は「フリーランスにおすすめの本〇冊」などでも必ずと言っていいほど紹介されています。
一読してみたところ思っていた以上の収穫があったので感想を書きます。
フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。はどんな本?
フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。は2005年に出版された本で、フリーランスの著者が面白い税理士のセンセイに税金についての質問をぶつけていく話です。
前半に節税や経費に関するノウハウが詰まっています。後ろの方は法人化についてとかへー…って思う内容なので、自分に関係のあるところまで読めば十分だと思います。一冊丸々読みきる必要はありません。
対話形式のぶっちゃけた内容が多くて楽しく読めます。
ところどころに挟まれているまとめの四コママンガも分かりやすいです。
税理士のセンセイが黒くなって、もごもごと節税のコツを教えてくれます。
小難しい本を読むのは気が進まない方でも負担なくサラッと読めるでしょう。
どの位使える内容?
著者がフリーランスなので、私たちにあてはまる、必要な情報が多いです。すっごく分かりやすく書かれているので、一読する価値はあります。
本が出版された当初はとっても使えたのだろうなぁって思います。でも、今となってはちょっと古い・・・気がしなくもありません。
消費税率が5%だったり、今後の改正についてだったりとか、既に色々変わっています。
10年以上前の本なので致し方ない所です。とはいえ、昔も今もそれほど変わっていないところも多く、基本的には勉強になる内容です。
※私は図書館で借りたので古い内容でしたが、最新の改訂版なら注釈がついたり、消費税率が8%に変更されたりしているようです。購入するなら古本を掴まないように気を付けてくださいね。
私は簡易簿記の書き方をどうしようか悩んでいたのですが、思っていたより適当でいいんだなぁ。
税務署の人が来るのって別に怖くないんだ。って知ったのが一番の収穫でした。
確定申告が怖くなくなる
私はこの本を読んで一気に確定申告に対する心理的なハードルが下がりました。
けっこう前に確定申告を失敗して税務署からお問い合わせの電話が来た時も、あんなに取り乱す必要なかったんだなぁと今では思えます。
この本は確定申告や税務署に抵抗がある、フリーランスになりたてで税金の知識が少ない方におすすめです。
もっと実践向けでスグに使える情報が載っている本をお探しなら、私が今年参考にしている「フリーランスのためのはじめての青色申告」についても書いた記事をどうぞ。
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